【タオルができるまで】 5.晒し工程
公開日:2018年10月25日
明治四十一年の創業以来こだわり続ける一貫生産。
分業体制が一般的な日本のタオルメーカーの中で、おぼろタオルは自社内に全ての工程を持ち、一貫生産をすることができる希少となったタオルメーカーです。昔から変わらない製法と時代と共に進化した技術が混在する自社工場で作られる「おぼろタオル」が出来上がるまでの工程を計12回に分けてご紹介いたします。
5.晒し工程
タオルを晒してきれいにします
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晒しとは織物や糸から不純物や糊を取り除き白く漂白する工程です。タオルの場合、産地によって先晒し(糸の状態で晒してからタオルを織る)といった製法の違いがあります。おぼろタオルは後晒し製法にこだわり、綿本来が持つ高い吸水性を最大限引き出しています。
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大きな専用の釜に生地を投入した後、商品に直接薬品がかからないように、別の素材の布を上にかぶせて2日間かけて晒しを行います。これは100年以上前から変わらない方法で、商品の品質に関わる大切な工程です。
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たっぷり時間をかけて後処理が終わったタオルは、不純物を全て取り除いた真っ白なタオルになります。
伝統的なおぼろ染で染めたものは緯糸の部分のみ色が付いているような状態です。