【タオルができるまで】 1.整経(織り前工程)

公開日:2018年03月25日

 

明治四十一年の創業以来こだわり続ける一貫生産。

分業体制が一般的な日本のタオルメーカーの中で、おぼろタオルは自社内に全ての工程を持ち、一貫生産をすることができる希少となったタオルメーカーです。昔から変わらない製法と時代と共に進化した技術が混在する自社工場で作られる「おぼろタオル」が出来上がるまでの工程を計12回に分けてご紹介いたします。

1.整経(織り前工程)

機械にかける準備をします

タオルは経糸(たていと)と緯糸(よこいと)ともう一つループ上のパイル糸(浮き糸)からできています。整経とはその経糸やパイル糸を1本の糸に手繰り寄せて巻き取る工程を指します。その手繰り寄せた何千本の糸の束をおおきなミシンのボビンのようなビームと呼ばれるものに巻き取ります。

  • ビームに経糸が巻かれた状態。全て巻いた状態で400〜500kgの重さになります

  • 糸の束をビームに巻きつけている様子

  • 糸を繋ぐ工程は機械には頼ることのできない細かい作業になります

  • 緯糸(よこいと)を巻き直している様子

  • 糸がほぐれやすくなるように台形に整形します